越後長岡 菜の花プロジェクト

菜の花プロジェクトとは



1.菜種について

昭和40年代前半まで、春になると黄色の菜の花畑をあちこちで見ることが出来ました。春先には摘み菜として味わい、花の時期には目を楽しませ、枯れた後には種子から搾油し貴重な食用油として利用されていたのです。  しかし現在は摘み菜を目的としての栽培はありますが、油を採る目的での菜種栽培は行われていません。それは、安い価格で海外から菜種が輸入されるようになったからです。  現在、全国の菜種の生産量は799ha、900tで、そのうち北海道と東北地方で全国の生産量の78%を生産しています。それに対して輸入量は約230万t(そのうちカナダ産90%以上)とほとんどを輸入に頼っているのが現状です。 ※2006年(平成18年)実績

2.ねらい

最近、食品の価格が高騰しています。地球温暖化で農産物の生産能力は大きく低下しつつあることに加え、穀物などが燃料に使われることになったことや、中国、インドなどでの消費が急激に増加し、食料の奪い合いになっていることなどが原因です。  我が国の食糧自給率は40%、長岡は87%となっています。しかし、市内で消費しきれない米を除けば28%しかないのです。 ※2007年(平成19年)、いずれもカロリーベース  そこで、カロリーも大きく、食料自給率の確保への貢献も期待できる油糧作物(搾って油を作ることのできる作物)の「菜種」に着目しました。

1. 除草など、栽培手間がかからず省力作物として導入しやすいため、農地の遊休化・耕作放棄化の解消に効果が期待。
2. なたね油を搾ったあとのカスや残渣が、有機肥料等として土づくりに活用でき、環境保全型農業に寄与。
3. 菜の花は、日本の原風景として景観を形成。
1. 地域でつくったなたね油を日常生活の中で消費することで、地産地消が促進。
2. 生産者の顔が見える食用油(なたね油)を利用し、消費者が求める食の安全安心を確保。
3. 使用済みの食用油を回収し、リサイクルすれば資源循環の環が形成。

地域で消費する植物油を地域でまかなってみる。これが「地産地消」の第一歩です。

地場産の菜種油が地域で流通し、消費されることで「地産地消」が実現します。地域内で消費しきれないものは、広く地域外にも地域産品として販売することもできます。長岡産菜種油としてブランド化できれば、生産から加工、販売まで、農村起業の実践事例として大きな効果が期待できます。

農地の多面的な活用を図りながら油糧作物(菜種などの)生産を拡大し、「地産地消」への寄与を目指します。

地域内で菜種の搾油加工による起業を図り、地油や有機肥料等の地域特産品開発による戦略的な地域経営の展開を目指します。

近年、色の安全・安心、健康に対する消費者の関心が高まっている中で、菜の花フェスティバルをはじめとする各種の交流事業を検討し、地域住民や消費者等への積極的なアピールを図り地域経営の安定持続を目指します。また、市内外で展開中の「菜の花プロジェクト」活動と連携しながら資源循環型社会づくりへの寄与と地産地消、地域活性化への寄与を目指します。